ヘヤジンコイン・仮想通貨決済による不動産売買
※現在は廃止になっているようです。
不動産テックのスタートアップ、イタンジは1月10日、仮想通貨で不動産売買ができるサービス「HEYAZINE COIN(ヘヤジンコイン)」を公開したそうです。現在対応している通貨はビットコインのみ。
「HEYAZINE COIN(ヘヤジンコイン)」
https://coin.heyazine.com/lp_ie
イタンジはこれまでに、不動産仲介会社向けの業務支援サービス「ノマドクラウド」や「Cloud ChintAI(クラウドチンタイ)」など、仲介会社、管理会社といった不動産業界の法人向けITサービスを主に提供し不動産テックを積極的に展開している会社です。
ついに日本でも不動産の仮想通貨決済サービス出てきましたね。海外では実例もあり、仮想通貨決済の不動産プロジェクトの開発をしている企業もあります。
私は不動産業界において、ビットコインで使われている技術・ブロックチェーンの活用はとても興味を持っています。情報の改ざんができないという点は、とても不動産情報とは相性がいいものですし、取引においてもプロセスを透明化し、あらゆる面の信頼を高め、無駄な仕事を減すことができます。
また契約を自動的に履行する「スマートコントラクト」を使えば、売買において送った代金が取引代行業者の手を離れて銀行に返済されるか、名義が移るまでに、売買における必要なプロセスは全て実行されてしまうことが可能です。ブロックチェーンの特性により、当事者はトラストレスにて、取引の信頼性を高め、コストを削減し、迅速に取引が完了します。
「スマートコントラクト」の話をはじめて知った時には衝撃を受けたものです!
決済にはまだまだ!?
一方ブロックチェーンを活用した暗号通貨決済はどうでしょうか?まだまだ価格のボラティリティーが大きく、不安定な部分があります。
今日1ビット=80万円で、100ビット=800万円の土地を購入しました。ビットコインで決済後、すぐ基軸通貨の日本円に換金されたらそこまで差はないのでしょうが、そのままビットコインで保有していた場合、明日1ビット=100万円になっている可能性もありますし、1ビット=50万円に暴落しているかもしれません。
不動産を売却しようとする方が、上記をどうとらえるのでしょうか?
また既にビッグカメラなどでビットコイン決済ができますが、店員さんに聞いたところ決済手続きに非常に時間がかかるそうです。
ただ着々とビットコインだけでなく、色々な仮想通貨も開発は進んでおり、近い将来ビットコインや他の仮想通貨で不動産だけでなく、様々な決済が手軽にできる日が来るのかもしれません。
いずれにしろとても革命的な技術だと思いますので、今後も注目してきたいです!